海外現地工場にて製品を製造し、世界各国のエンドユーザーに製品をお届けしているお客様。日本国内から海外工場への製造原料の輸送に関してご相談をいただきました。

昨今の世界的な海上輸送コスト増加の影響を受け、従来の輸送行程では製造原価が採算に合わなくなっているとのことです。

解決には、輸送コストの低減が必須です。そのため、現行とは別の手段や手法を検討し、コスト削減を実現できるサービスを提案してほしいとご依頼を受けました。

現状でお客様が利用されている現地仕向地の至近、及び近隣の港に対し、当社の現地事務所や現地パートナを活用しながら、海上輸送費と仕向地港到着以降の現地国内輸送費も併せた一貫輸送費の調査を実施しました。

調査結果を受け、数種類の輸送パターンを検証します。その結果、現行の行程で利用している到着港とは別の港を利用する方策が有効だと判断しました。

港から現地工場までの距離は遠くなるものの、一貫輸送によって全体コストの低減が図れます。以上のメリットをご説明し、提案を行ないました。

お客様に提案を採用いただき、新たな輸送行程にて取扱いを開始することができました。

お客様側では輸送コストの削減が図れ、従来の行程と比較した場合、輸送費用を７０％程度におさえることができます。

海上運賃が高騰している昨今の状況下で、現地を含めた各種調査能力、新たな輸送行程の確立を図った行動力、最終的にコスト削減に繋げることができた提案力等、弊社のサービスや取り組みを高く評価いただき、謝意をいただくことができました。