現状、関東・関西の港に輸入された高圧ガスを積載したタンクコンテナを、国内各地に配送しているお客様。配送するまでには、高圧ガス輸入検査が必要です。

しかし、検査日時が限定されていることや、保管場所・期限の制限等もあり、配送スケジュールを円滑に立案する事が出来ず、苦慮していました。

特殊な貨物のため、国内での取扱いに制限が掛かる事は承知しています。ただ、どうにか業務を円滑に遂行したいとの思いで、検査日時の調整がしやすく、かつ、保管期限に制限がなく業務を進める手段はないかとご相談を受けました。

当社施設では、2020年から高圧ガスタンクコンテナの輸入検査、実入り貯蔵が可能になっています。なお、保管期間の制限もありません。高圧ガス検査の日時についても、検査員のスケジュールが合えば日時の指定もなく手配が可能です。

日本の中間地点に近い、中部地区にある当社施設を活用する事で、これまで行なっていた、関東から関西、関西から関東等への配送距離の軽減にも繋がります。必要であれば、高圧ガス検査の手配、輸入通関、配送、保管の一貫対応ができ、手配業務の簡略化を実現できるとご提案しました。

高圧ガス検査の日時制限、保管期間の制限が無くなったことで、スケジュール管理の負担を軽減でき、ゆとりを持った手配が出来るようになりました。

また、コンテナターミナルから搬出する際にイレギュラー対応が必要になった場合でも、当社手配であれば、コンテナターミナルを熟知したドライバーの手配が可能なので安心業務に繋げる事ができます。

中部地区から配送する事で、ドライバーの業務管理の軽減や、配送コストの削減に寄与しています。