お客様が中国より大型設備機械の輸入を考えており、名古屋港到着から自社工場までの配送、及び工場内の設置までのスコープの依頼を検討していました。大型設備機械の取扱いとなるため、多くの課題がありました。

配送、工場内での荷卸し、最終的な設置までの手配・作業が可能か。また、設置場所が工場１階ではなく上階であるため、どんな方法で設置すればいいのか。工場内に貨物専用エレベーターはあるものの、サイズ・重量的に使用が不可能という情報もありました。

こうした条件の中で、実現可能な手法を検討したいとのご相談を受けました。

まず、大型設備機械のサイズ・重量・形状等の詳細情報を入手しました。その上で、運送業者や機工業者（現地工場での設置業者）といったパートナーと協議を実施します。

また、納入先である工場へも出向き、現場視察を行った上で各種対応方法を検討しました。その結果、運送部分と工場現地での荷卸しは問題ないと判断できました。

問題となっていた上階への搬入と設置については、棟の上階の外扉から運び入れる方法が有効でした。お客さまへ全ての工程を提案し説明した結果、承認を得ることができ、実施が決まりました。

実施までにお客様と綿密な打合せを行ない、工場の安全対策に沿った作業工程を作成しました。作業当日は、工場への搬入に際し大型重機等の使用もあるため、作業工程を遵守し、各種安全作業を第一に作業を実施しました。

その結果、大きな問題もなく無事に大型設備機械を指定場所に搬入・設置することができました。陸送・搬入・指定場所への設置までの一貫作業を安全、かつスムーズに完遂できたことに対し、お客様から高い評価をいただくことができました。