アメリカからの輸入貨物が到着し、申告を行なおうとしたところ、輸入貨物の一部に輸入できない貨物が含まれていることが判明しました。

おそらく、関係各所との調整には時間がかかります。また、荷主様の意思調整にも時間がかかります。積戻しを行なうか、一部輸入貨物のみでも輸入を行なうか。結論が出るまでにどのくらいの期間が必要か、予測ができませんでした。

しかし、このままターミナルでコンテナ蔵置を行なうと、多額のデマレージ費用が発生してしまうため、対応策に苦慮していました。

まずはターミナルでのデマレージ費用を抑制するため、当社西浜バンプールでのコンテナ保管をご提案しました。その後の対応は荷主様の要望にもよりますが、柔軟な対応が可能です。

もし、一部貨物のみ輸入するという結論であれば、当社倉庫でデバンニングが可能です。それに伴うドレージ(バンプール→倉庫→デバンニング後の空バン返却)まで行えます。また、積戻しとになったとしてもメリットがあります。

結論までは長期に渡る可能性が高かいため、一時的にコンテナを西浜バンプールで保管するだけでもコスト削減に繋がります。保税エリアも有しており、外国貨物の蔵置が可能なため、今回の貨物蔵置が可能である旨をお伝えしました。

西浜バンプールでコンテナを一時保管をすることにより、保管料の軽減を実現しました。結果的に、一部貨物を輸入し、輸入できない貨物は廃棄扱いとなったため、当社倉庫でデバンニングの対応を行ないました。

コンテナ移送についても弊社で手配し、廃棄業者を紹介。お客様が今回のようなイレギュラーケースに不慣れな部分もあり、手続き、進め方についてもサポートを行ない、満足していただきました。