名古屋港を舞台にした4つの事業。

世界各国に張り巡らされた物流ネットワークを駆使し、貨物の輸出入をサポートする「国際物流」。日本全国を船で繋ぎ、港に到着後は目的地までの陸送の手配もトータルに担う「国内物流」。コンテナの管理サービスを提供する「コンテナ部」。そして、名古屋港の港湾施設にてコンテナ船の貨物の積卸しなど、港湾作業を提供する「港湾物流」。以上の4つの事業を通じて、「ものが手元に届くまで」をトータルプロデュースしています。

情報が飛び交うダイナミックな現場。

物流の仕事というと、貨物の積卸しなどの現場作業を直感的にイメージする方が多いです。確かに現場の仕事は物流を支える土台です。しかし私たちの役割は、いわば「どのように人・モノを動かすか」という司令塔です。どこから、いつ、どんな貨物が港に到着するのか。それらを効率的に次の工程に送るためには、どんな作業や手続きが必要か。どれだけの作業者が必要か。最終的に目的地まで届けるためには、どんな方法が最も効率的かつ安全か。こうした事柄を一つひとつ定義し、戦略を立て、実行します。さまざまな情報がひっきりなしに飛び交うダイナミックさ、それが物流の仕事の大変な点であり、大きなやりがいです。

難題に挑むには、チームの総合力が不可欠。

これまでにご紹介してきたように、ひとつの貨物を届けるためには多くの人の手が必要です。だからこそ、私たちの仕事は何よりもチームワークを大事にしています。一つひとつの貨物の情報を正確に管理する人。次から次に到着する貨物の積卸し作業をトータルにプランニングする人。輸出入の通関業務を担う人。すべての輸送ルートをプロデュースする人。あらゆる職域の専門家が目的に向かって情報共有し、協力しながら仕事を進めていくためには、協調性が大切です。こうした仕事のやり方を基本にしているせいか、コミュニケーションを大事にする社風です。上司や先輩といった垣根なく、話しやすく、相談しやすい風土が自慢です。

広大な名古屋港、すべてが仕事場。

東海地区と日本全国・世界各地を結ぶ名古屋港全域が私たちの仕事場です。司令塔となる本社があるのは名古屋港駅からすぐ近く。日本国内をまわる貨物船が到着する稲永ふ頭、金城ふ頭。また飛島ふ頭には大小さまざまな貨物を保管する大きな倉庫があります。世界各地をまわって名古屋港に到着するコンテナ船が集まるのは鍋田ふ頭です。コンテナ船から貨物の積卸しを行う巨大なガントリークレーン、敷地いっぱいに並ぶコンテナの山…これらの壮大な景色は、この仕事ならではの醍醐味を感じさせます。こうした現場をステージに、変化の激しい物流業界の課題に挑んでいます。