現場作業スタッフの手配・管理
出航までの決められた時間に積み込み作業が終わるよう、船に貨物を積み込む際の現場作業スタッフの手配を行うことが仕事です。1日に積み降ろし作業をしなければならい船は1隻ではありません。複数の船の作業が各々決められた時間内に終わるように綿密な手配予定を立てて実行しなければなりません。
当社の現場作業スタッフを約10名のグループ(通称“ギャング”)に分けるのですが、その分け方が難しく、誰がどの技術・技量を持っているかなどをすべて把握する必要があります。また、現場作業スタッフの体調や休みの管理も行い、ベストな状態で仕事をしてもらえるように管理することも私たちの大切な仕事になります。
作業スタッフの中には自分よりも年配の方も多く、私たちが管理するというよりも、むしろ力を貸してもらっている思いです。
難しい仕事ですが、多くの仲間に支えられながら、大きな達成感を得られる良い職場です。
自分で立てた手配予定通りに作業が進んでいく時はおもしろいです。例えば、「このメンバーなら15:00で仕事が完了できるので、16:00から別の船へ行って作業ができる」と思って計画を立てたときに、問題なく事が進んだ時は嬉しさと共に安堵感があります。
もちろん、その逆もあります。例えば、ある船の作業が予想以上に時間がかかってしまいそうな場合、急遽別の船で作業をしている作業スタッフを応援にまわすことも必要になります。素早く調整して段取りをまとめるところは、自分の経験を基に、腕の見せ所です。
船の運航もスケジュールが決まっており、予定通りに作業が終われるような現場作業スタッフの配置を考え、スケジュール通りに船を出航させることが私たちの命題です。
この部門では、個々の荷主というよりは、当社に船積み作業の依頼をいただいている船会社の立場で業務を進めることとなります。如何に船会社の希望に沿える段取りをするかという点に強い使命感を感じながら業務をしています。